JA(農協)でお金を借りるには?審査基準を満たして借り入れする方法を徹底解説

カードローン

JA(農業協同組合)は銀行事業であるJAバンクを全国に展開しており、預貯金業務以外にカードローンなどによる個人融資もおこなっています。

自家用車やマイホームの購入などのライフイベントに合わせたローンも用意されているため、借り入れ初心者でも適切な商品を選択できます。

農家でなければ借りられないと思うかもしれませんが、一般の人でも出資金を払って准組合員になればJAで借り入れが可能です。

ただし、准組合員であっても収入が安定していない人はJAで借り入れができませんので注意してください。

この記事でわかること
  • JAはカードローンやマイカーローンなど利用目的ごとに様々な商品を展開している
  • 居住地のJAが申し込み窓口!全国どこに住んでいても借りられる
  • 年収200万円以上あれば審査に通過しやすくなる

JAのカードローンの申し込みから融資までの流れも詳しく解説していますので、参考にしてください。

JAでお金を借りる方法は大きく分けて5種類!利用目的別に使い分けよう

JAの店舗

JA(農協)でお金を借りられることは知っていても、実際にどのような借り方があるのか知らない人は多いのではないでしょうか。

JAでお金を借りる方法は大きく分けて以下の5種類となっており、利用目的別に使い分けるのが正しい借り方です。

利用目的
カードローン自由(事業資金以外)
住宅ローン住宅購入費、増改築費
マイカーローン自家用車やバイクの購入費
教育ローン子供の学費、家賃、留学費用など
フリーローン自由(事業資金以外)

住宅ローンやマイカーローン、教育ローンは目的別ローンと呼ばれています。

目的ごとに最適な限度額や返済年数が既に設定されていますので、借り入れに慣れていない人でも安心して申し込めます。

利用目的が特に決まっていない場合は、使い道が自由なカードローンやフリーローンを利用すると良いでしょう。

JAの全てのローンに共通している特徴は、銀行や消費者金融などの同業他社と比較して低金利であることです。

例えばメガバンクや大手消費者金融とJA東京中央のカードローンの金利を比較した結果は、以下のようになります。

金利
JA東京中央4.5〜12.0%
三菱UFJ銀行1.8〜14.6%
アコム3.0〜18.0%

JAと他社それぞれの上限金利で比較してみると、最大6.0%もの差があります。

つまり、JAでお金を借りると毎月の支払額や総返済額を安く抑えられるということです。

JAは相互扶助の考え方に基づいた非営利団体であり、収益を上げることを目的としていないため低金利で貸付をおこなっています。

収益を目的としていない理由は、JA千葉中央会のホームページにも以下のように記載されています。

協同組合の目的は、組合員の生産や生活を守り向上させ(組合員の経済的社会的地位の向上)、究極的には公正な社会をつくっていこうとするところにあり、協同組合自体の利潤の追求や出資配当を目あてとした営利を目的としていません。

引用元: JA千葉中央会

JAは組合員の生活の安定を最優先に考えているため、景気の浮き沈みに左右されずに低金利を維持してもらえます。

JAのローン商品のなかでも最も利用者数が多いカードローンは、10.0%前後の低金利で借り入れできます。

使い道が自由なカードローンは10.0%前後の低金利が魅力

JAバンク

JA(農協)のカードローンの魅力は、なんといっても低金利であることです。

JAバンクは全国に7,594店舗を展開しており、営業エリアごとに独自の金利を設定しています。

主要な地域のJAのカードローンで適用されている金利を表にまとめた結果は、以下のとおりです。

金利
JAさっぽろ11.0〜13.4%
JA青森10.0〜14.0%
JA新潟市9.6〜12.0%
JA東京中央4.5〜12.0%
JA横浜9.2〜11.6%
JAなごや6.775〜9.175%
JA兵庫六甲7.625〜10.425%
JA広島市10.0〜13.0%
JA長崎西彼12.3〜14.7%
JAおきなわ5.3〜9.8%

いずれの地域でも10.0%前後の金利が設定されており、利息を抑えてお得に借り入れが可能です。

例えば10.0%の金利で10万円を借り入れした場合の1日あたりの利息はわずか29円と、非常に少額です。

借り入れ後の使用用途が決まっている場合は、住宅ローンやマイカーローンなどの目的別ローンを利用すると金利がさらに低くなるケースがあります。

目的別ローンは使用用途以外には利用できないという制約が設けられていることを条件に、金利がカードローンよりも低めに設定されているのが特徴です。

住宅ローンで自分の家の購入費用を借り入れする際は、1.0%を切る超低金利で融資を受けられるケースもあります。

1.0%を切る超低金利で借りられる住宅ローン

マンション

JAの住宅ローンは、1.0%を切る超低金利で借り入れが可能となっています。

日本銀行がおこなっているマイナス金利政策の影響で、住宅ローンの金利が下降傾向になっているからです。

「マイナス金利ってそんなに効果あるの?」

「マイナス金利にしたあと、住宅ローンの金利は下がって、10年固定で借りても1%以下になっています。銀行のローンセンターは大忙しだそうです。会社が借りるときの金利も下がっています。みなさんが家を建てようとしたり、会社が工場やお店を建てたりするときは有利になります。」

引用元: 「5分で読めるマイナス金利」日本銀行

例えばJAなごやで変動金利の住宅ローンを契約した場合は、給与や公共料金の振り込み口座にJAを指定するなどの条件を満たせば年0.499%という圧倒的な低金利で融資を受けられます。

住宅購入の際の借り入れ金額は数千万円になりますので、少しでも低い金利で借り入れしたほうが最終返済額を抑えられます。

そのため新築費用や増改築などの住宅にかかる費用に悩んでいる場合は、住宅ローンを利用するほうが賢明です。

住宅と同様に新生活に必要な自家用車を購入する際には、マイカーローンが利用できます。

マイカーローンは18歳から融資を受けられる

JAマイカーローン

JAのマイカーローンは対象年齢が満18歳以上となっており、未成年でも借り入れが可能です。

金利も低く設定されていることから、収入に見合った返済計画が立てやすくなります。

例えばJA東京中央のマイカーローンの金利は1.475〜3.975%であるため、返済の負担が軽減されます。

ただし前年度の年収が200万円以上あることが条件となっていますので、アルバイトによる収入が低い高校生や大学生は自分名義で借り入れできません

未成年で前年度年収が200万円に達しない場合は、家族や友人にお金を借りることも検討しましょう。

18歳以上の学生で、年収が低くJAのマイカーローンを利用できない場合は、「学生がお金を借りる9つの方法!学校やバイト先へバレずにキャッシングできる借入先」をご覧ください。

学生ではなく保護者が子供の教育費に悩んでいる場合は、教育ローンを利用するのがベストです。

最大1,000万円まで借り入れできる教育ローン

JA教育ローン

JAの教育ローンは、最大1,000万円という高額融資にも対応しています。

子供ひとりを小学校から四年制大学まで卒業させるには1,000〜2,000万円の教育費が必要になりますので、子育てをしている保護者の強い味方といえます。

教育ローンは金利が5.0%未満であるケースが多いため、利息が膨らんで返済に追われてしまう心配もありません。

例えばJAさっぽろで契約した場合の金利は最大でも4.650%であり、利用実績を積み重ねていけばさらに引き下げてもらうことも可能です。

入学金や授業料だけでなく一人暮らしの家賃など幅広い用途で活用できますので、教育費で悩んだ際は選択肢に入れるのもいいかもしれません。

旅行費用や趣味に関する出費でまとまったお金が必要なときは、フリーローンが利用できます。

フリーローンも使い道は自由だけど借りられるのは1回だけ

紙幣

フリーローンは使用用途が自由であり、カードローンのように旅行や趣味などの費用にも利用できます。

カードローンとの違いは、フリーローンで融資を受けられるのは1契約につき1回に限定されていることです。

例えばフリーローンで50万円を借り入れした後に、さらにお金が必要になった場合は再度申し込みと審査が必要です。

カードローンなら返済さえしておけば再申し込みをせずに何度も借り入れが可能であり、急な出費にも対応できます。

金利の差は0.5%程度となっていますので、どちらに申し込むか迷ったら利便性の高いカードローンを利用しましょう。

とはいえJAのカードローンは営利を目的としていないことから新規顧客への融資に消極的であり、初めて申し込む人は借り入れできない可能性があります。

低金利で借りられるカードローンは他にもありますので、特別にJAを選ぶ理由がない場合は他社を検討するのもひとつの手段です。

低金利のカードローンについてさらに詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてください。

低金利のカードローンで一番お得なのはどれ?おすすめの金融機関を徹底解説

農家以外の人がJAのローンに申し込むには、准組合員になる必要があります。

農業従事者でなくても准組合員になればJA(農協)でお金を借りられる

JA

農業従事者でなければ、JAでお金を借りられないと思っている人もいるのではないでしょうか。

実際には農業従事者ではない一般の人でも、准組合員になることでJAから融資を受けられます

農業者以外でも、正組合員同様JAごとに定めた一定の出資金を払えば、 准組合員として組合に加入できます。

引用元: JAグループ

JAは組合員同士の相互扶助によって成り立っていることから、融資を受けるには組合に加入する必要があります。

JAの准組合員になるための詳しい手順は、以下のとおりです。

  1. 居住地のJAバンクの窓口で加入申込書を受け取る
  2. 内容の記入と押印をして申込書を窓口に提出
  3. 審査(1週間前後)
  4. 審査結果の電話連絡を受ける
  5. 出資金を振り込む
  6. 組合員加入承諾書もしくは出資証明書が郵送で届く

准組合員になるには普通預金口座の作成が必須となっており、持っていない場合は申込書を提出する段階で同時に開設する流れになります。

出資金の額は地域によって異なり、1口1,000円から1万円までとなっていますので事前に用意しておきましょう。

ただし新規加入の場合は審査に1週間ほどかかり、申し込んだその日のうちに準組合員になれるわけではありませんので注意が必要です。

JAのカードローンを利用したい人は、あらかじめ准組合員の加入手続きを済ませておくとスムーズに申し込めます。

准組合員になると定期預金に特別金利が適用されたり提携会社で葬儀や結婚式をおこなった際の割引が受けられたりするなど、様々なサービスが受けられます。

准組合員になれるのは、居住地のJAのみとなっていますので覚えておきましょう。

居住地のJAが申し込み対象!対象エリアを確認しておこう

JAのチラシ

JAは全国に7,500以上の支店を持っていますが、ローンの申し込みができるのは自分の居住地の店舗のみとなっています。

JAは地域の発展に力を入れており、それぞれのエリアに居住している組合員に対して独自のサービスをおこなっているからです。

ただし条件を満たせば、地域によっては勤務地のJAのカードローンにも申し込みできます

例えばJA西三河の准組合員の加入資格は、以下のように設定されています。

・住所が西尾市内にあり、当JAの事業を継続的に利用される方
・西尾市内に勤務しており、当JAの貯金・貸付・共済・購買事業を1年以上継続的に利用し、今後もご利用される方
・当JAの購買事業(肥料・農薬の購入、産直店舗等)を1年以上継続的に利用し、今後もご利用される方

引用元: JA西三河

つまり、勤務地にあるJAのサービスを1年以上利用している人も申し込みが可能ということです。

自分の居住地と勤務地に別のJAがある場合は、どちらに申し込むか選ぶことができます。

ただし、JAで既にローンの契約をしている人は別店舗で同一の商品に申し込んでも審査に落ちるため注意してください。

JAのローンは、原則として契約者1人につき1契約と定められているからです。

実際にJAなごやのカードローンの貸付条件には、以下のような制限が設けられています。

ご利用いただける方

JA(他JAを含む。)との間でカードローン取引を行っていない方。

引用元: 「カードローン商品概要」JAなごや

あくまで1商品につき1契約ですから、別の種類のローンであれば問題なく借り入れできます。

例えば既にJAのカードローンの契約を結んでいる人が、マイカーローンに申し込むのは問題ありません。

本人が申告しなかったとしても、審査時には必ず信用情報に照会されるため契約の有無はすぐにわかってしまいます。

同様に他社借り入れの件数も信用情報で確認され、既に2社以上から融資を受けている場合はJAのカードローンの審査に落ちる可能性が高くなります。

そのため既に複数社で融資を受けている人は、他社借り入れがあっても借りられる他のカードローンに申し込みましょう。

他社借り入れがあっても借りられるカードローンについては、以下の記事も合わせてご覧ください。

他社借り入れあっても借りれるカードローンは?審査に通るためのポイントを徹底解説

安定した収入は必須!年収200万円以上あると安心

給与明細

JAのローンに申し込む際には、安定した収入があることが必須条件となっています。

安定した収入とは月に1回以上の定期的な収入のことを指しますが、JAのなかには年収200万円以上を条件にしているケースもあります。

ご利用いただける方
■ご契約時の年齢が満20歳以上65歳未満の方
■前年度税込年収200万円以上の方

引用元: JAバンク三重

例えばJAバンク三重のカードローンは年収200万円以上の人が貸付対象になりますので、毎月18万円ほどの収入を得ていれば安心して申し込めます。

年収が200万円未満の人は、月1回以上の収入があれば借りられる他社のカードローンを利用するのも有効な手段です。

例えば大手消費者金融のレイクALSAは、安定した収入があればアルバイトやパートでも借りられると公式ホームページに明記されています。

Q パート・アルバイト・学生でも利用できますか?
A はい、パートやアルバイト等でも安定した収入のある方であれば、お申込みいただけます。

引用元: レイクALSA公式HP

レイクALSAは利用にあたっての年会費や事前の会員登録などは一切不要であり、20歳以上で安定した収入がある人なら誰でも貸付対象になります。

年収200万円未満のパートやアルバイトがお金を借りるなら、低所得者でも融資を受けられるレイクALSAのような消費者金融に申し込みましょう。

なかには年収200万円以下でも借りられるJAのカードローンもありますが、収入に応じて申し込める金額が決められています。

申し込める金額は年収によって変わる!高収入の人ほど限度額がアップ

紙幣

JAのローンで申し込める上限金額は利用者の年収によって変動し、高収入の人ほど限度額も高くなります。

例えばJA兵庫みらいのカードローンにおける年収ごとの限度額は、以下のとおりです。

前年度年収限度額
100万円以上20万円
150万円以上50万円
300万円以上100万円

このようにJAのカードローンの借り入れ限度額は、年収の3分の1程度に抑えられています。

JAは利用者が多重債務に陥るリスクを回避するために、年収に応じて貸付金額を自主規制しているからです。

JAバンクの大元である農林中央金庫は全国銀行協会の正会員であることから、貸付金額の基準を厳格にしています。

全国銀行協会は会員である金融機関に対して、カードローンの貸付金額について以下のような対策を取るように指示しています。

個人の年収に対する借入額の比率を1/3以内に制限する総量規制の効果として、多重債務の発生が一定程度に抑制されている状況等を踏まえ、銀行カードローンにおいても、個人の年収に対する借入額の比率を意識した代弁率のコントロール等を行うべく信用保証会社と審査方針等を協議するよう努める。

引用元: 「銀行による消費者向け貸付けに係る申し合わせ」一般社団法人全国銀行協会

つまり、JAのカードローンは総量規制を参考にして借り入れ上限額を年収の3分の1までに制限しているということです。

総量規制とは?

借り入れの上限額を年収の3分の1までに制限した貸金業法上のルールのこと。2007年に完全施行されて以降、全ての貸金業者はこのルールを守って運営している。

限度額が年収の3分の1程度に制限されているため、借り過ぎによって返済額が膨れ上がってしまうリスクを回避できる点は大きな魅力です。

借り入れ希望額が年収の3分の1以内で収まる場合は、JAのカードローンを利用しましょう。

原則として満20歳以上がJAのローンの貸付対象になる

JAのローンは、申し込み年齢が商品ごとに明確に決められています

JAが取り扱っている各ローンの申し込み年齢は、以下のとおりです。      

申込可能年齢
カードローン満20〜69歳
マイカーローン満18〜75歳
住宅ローン満20〜65歳
教育ローン満20〜65歳
フリーローン満20〜65歳

なかでもマイカーローンは、満18歳から75歳まで幅広く新規申し込みを受け付けています。

70歳以上の高齢者は年金振込や定期貯金などの既存取引があることが申し込みの必須条件となり、長年にJAを利用している場合は審査で有利な判断をしてもらえます。

一方の未成年は民法によって本人名義のローン契約が禁じられていることから、借り入れする際は親の同意書が必要になります。

未成年者は、親などの法定代理人の同意を得なければ原則として有効な法律行為(契約など)をすることができません(民法第5条)。これに反した行為は本人や親などが取り消すことができます(民法第120条)。

引用元: 知るぽると

つまり、未成年が保護者に無断で契約したローンは無効になるということです。

契約が無効になるとJAは貸付金を回収できなくなって大きく損をするため、未成年への融資に消極的になります。

とはいえ、学費や入学金の支払いなどに困っている学生もいるのではないでしょうか。

国の公的融資である生活福祉資金貸付制度を利用すれば、未成年でも本人名義で教育費を借りられます

なかでも教育支援資金は無利子であり、利息は一切発生しないため返済の負担も最小限に抑えられます。

生活福祉資金貸付制度を利用してお金を借りる方法については、以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。

国からお金が借りれるの?知らないと損する個人向け融資制度を利用する方法

JA(農協)のカードローンの申し込みから融資までは最短1週間!余裕を持って申し込もう

カレンダー

JAのカードローンの申し込みから融資までは、最短で1週間となっています。

JAの審査は人物重視であり、担保の有無や家計の状況よりも申し込み者本人の性格を見極めて可否を判断するからです。

審査は人物が第一です。収支、担保は第二、第三であり、基金協会保証もその一つですが、協会が保証するから貸すという体制は取っていません。

引用元: 農業協同組合新聞

JAのカードローンは人的な判断によって審査をおこなっているため、お金が必要になったタイミングで申し込んでも1〜2日では借り入れできません。

いざという時にJAのカードローンを利用したい場合は、あらかじめ契約しておくのが得策です。

カードローンは実際に借り入れしなければ利息は発生せず、手数料などの費用も一切かかりませんので今すぐ借りる予定がなくても安心して契約できます。

とはいえ申し込みの流れは公式ホームページにも記載されていませんので、どのように進んでいくのか不安な人もいるのではないでしょうか。

管理人がJAのカードローンに申し込んだ際の融資までの流れと所要時間について、以下で解説していきます。

1.仮審査申し込み(10分)
自分の居住地のJAの公式サイトから、仮審査の申し込みをします。

自分の住所や勤務先、年収などの個人情報や借り入れ希望額などを入力して送信します。 他社と比べても特に答えにくい項目はなく、10分ほどで申し込めました。

2.仮審査の結果連絡(3日)
電話で仮審査の結果が通知されます。 審査に通過すると本審査の内容と必要書類の説明がおこなわれ、来店する日程を決めます。

3.必要書類提出(40分)
JAの窓口に来店し、必要書類である運転免許証や収入証明書などのコピーを提出します。 本審査の申込書もその場で記入して提出しますので、印鑑の準備を忘れないようにしましょう。

4.本審査(1週間)
申し込みからおよそ1週間ほどかけて、本審査がおこなわれます。

信用情報機関に照会をして借り入れ状況をチェックされたり、利用者の申告と提出書類の内容が一致しているかを確認されたりします。

申し込み内容に不自然な点や修正箇所がある場合は、確認のために電話かメールで連絡があります。

管理人は記入ミスが1ヶ所あったので、担当者から確認の電話がかかってきました。

5.在籍確認(5分)
本審査の一環として、在籍確認のために担当者から勤務先へ電話連絡が入ります。

担当者に直接聞いてみたところ、申し込み者本人以外に用件を話すことはないものの素性を尋ねられた場合はJAバンクの○○ですと金融機関名を答える場合もあるそうです。

そのため会社に借り入れがバレたくない場合は、確実に自分が電話を取れるように在籍確認のタイミングについて事前に担当者と相談しておきましょう。

6.本審査の結果連絡(10分)
本審査の結果は、電話によって通知されます。

審査に通過した場合は限度額と適用金利などの貸付条件と借り入れまでの流れについて一通り説明を受け、本契約のために来店する日程を決めます。

7.契約(1時間)
申し込み先のJAの窓口に来店し、改めて貸付条件などの説明を受けます。

その場で契約書にサインをして窓口に提出すると、正式に契約となります。

8.借り入れ
契約から3〜5日ほどでローンカードが発行され、簡易書留で自宅へ郵送されます。

ローンカードを使って、JAや提携している銀行のATMからお金を引き出すことで簡単に借り入れできます。

JAのカードローンは申し込みから融資まで最短1週間となっていますが、実際には2週間ほどかかります

すぐに借り入れしたい場合でも、審査を急いでほしいという要望には応えてもらえませんので注意が必要です。

急いでほしい旨を伝えるとお金に困っている印象を与えてしまい、審査に落ちやすくなってしまいます。

1〜2日以内に現金が手元に必要な場合は、即日融資に対応している大手消費者金融を利用しましょう。

大手消費者金融は融資を急いでいる人へのサービスが行き届いており、Web申し込みの後に専用のダイヤルに電話をかけると優先的に審査してもらえます。

今すぐお金を借りられる大手消費者金融に関しては、以下の記事で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。

今すぐお金を借りたい!即日で借りるカードローン特集「2024版」

収入証明書の提出が必須!準備しておくとスムーズに申し込める

源泉徴収票

カードローンを始めとしたJAのローンに申し込む際には、収入証明書の提出が必須となっています。

JAのローンは安定した収入が申し込みの必須条件であることから、年収の確認を厳格におこなう必要があるからです。

提出を求められる収入証明書は給与所得者と自営業者、農業所得者によって以下のように異なります。

給与所得者自営業者農業所得者
・住民税決定通知書
・課税証明書
・源泉徴収票
・納税証明書
・確定申告書
農業所得明細書

JAのローンは前年度の年収が重要になりますので、最新の年度の源泉徴収票や確定申告書を用意しなければいけません。

勤続年数が1年未満で前年度の年収が確定していない場合は、JAのローンの審査に通過できません。

そのため転職などで勤続年数が短い人は、働き始めたばかりでも申し込める大手消費者金融を利用するのがベストです。

大手消費者金融のなかでもレイクALSAは1日でも勤務していれば申し込めるうえに、50万円までの借り入れなら収入証明書類の提出自体が不要になります。

勤続年数が1年未満の人は、1日でも働いていれば申し込めるレイクALSAを利用しましょう。

収入証明書以外に必要なのは本人確認書類!社会保険証があれば審査で有利

JAのローンの審査時に、収入証明書類以外に必ず提出を求められる書類は以下のとおりです。

  • 運転免許証やパスポートなど写真入りの本人確認書類
  • 保険証(社会保険に入っていて勤続年数が確認できる場合のみ)

運転免許証やパスポートなどの写真入りの本人確認書類は、申し込み者本人の意思で申し込んだことを証明するために必要です。

勤続年数がわかる社会保険証を持っている場合は、合わせて提出を求められます。

勤続年数が長いほど今後も安定した収入を得られる人だと判断されて審査に有利になりますので、社会保険証を持っている場合は必ず提出しましょう。

住宅ローンの場合は住民票や所得証明書、納税証明書なども追加で必要になります。

工事請負契約書や土地の登記簿謄本なども提出しなければいけませんので、担当者に確認して漏れのないように準備することが重要です。

本申し込みと契約時は来店しなければいけないので予定を調整しておこう

JAの店舗

Webによる仮申し込みに対応している店舗も増えていますが、本審査の申し込みと契約は実店舗でおこなわれます

なぜなら、JAは対面式の審査を重視しているからです。

JAのローンは人物重視で貸し付けをおこなっていることから、実際に申し込み者本人と対話しながらその人の性格やお金に対する価値観などをチェックしています。

そのためJAのローンに申し込むと、平日の9〜15時の営業時間内に最寄りのJAバンクの窓口に来店しなければいけません。

平日勤務の人は、有給休暇などをうまく活用して時間を作るようにしましょう。

カードローンならATMから引き出すだけで借り入れできる!手順を紹介

ATMコーナー

JAのカードローンの借り入れ方法は、ローンカードを利用してATMから希望額を引き出すという非常にシンプルな手順となっています。

JAのカードローンで借り入れする際の操作の流れは、以下のとおりです。

  1. ATMにローンカードを挿入
  2. 画面でご出金(借入)を選択
  3. 暗証番号を入力
  4. 借り入れ金額を入力
  5. 現金とカード、利用明細を受け取る

自分の預金口座からお金を引き出す際とほとんど同じ方法で借り入れできるため、知り合いに目撃されてもバレる心配がありません。

JAバンク以外にも、以下の提携ATMでも融資を受けられます。

  • 三菱UFJ銀行
  • セブン銀行
  • コンビニATMイーネット
  • ローソン銀行
  • JFマリンバンク
  • ゆうちょ銀行

セブン銀行を初めとしたコンビニATMとも提携していますので、急に現金が必要になった際にも近くのコンビニですぐに借り入れが可能です。

ただしATMの利用可能時間は平日の8〜21時と土日祝日の9〜17時となっており、深夜や早朝にお金が必要になった場合には対応できません。

いつでも借りられないと不安な人は、即時振り込みに対応しているプロミスを利用するのもひとつの手段です。

プロミスは、原則24時間最短10秒で振込融資が受けられます。

専用のアプリを利用すればコンビニATMから24時間いつでも借り入れできますので、利用可能時間まで待たされることもありません。

もしもの事態に備えたい人は、24時間365日いつでも借りられるプロミスを利用しましょう。

JAの口座から毎月引き落とされるので返済忘れの心配なし

JAの通帳とキャッシュカード

JAのローンは口座から毎月決まった金額が引き落とされるため、返済忘れの心配がありません。

住宅ローンやマイカーローンの返済月額は利用者の収入と契約年数から計算され、無理のない金額で支払いできます。

カードローンの返済月額は現在の借り入れ額によって変動し、残高が少なくなるほど毎月の金額も自動的に減っていくのが特徴です。

例えば、JAなごやのカードローンの返済月額は以下のように定められています。

現在の借入残高毎月返済額
1万円未満全額
1〜50万円以下1万円
50〜100万円以下2万円
100〜150万円以下3万円
150〜200万円以下4万円
200〜250万円以下5万円
250〜300万円以下6万円
300〜350万円以下7万円
350〜400万円以下8万円
400〜450万円以下9万円
450〜500万円以下10万円

現在の残高によって返済月額が一目でわかりますので、返済計画を立てやすいのが利点です。

口座からの引き落とし日は地域によって異なりますが、5日や10日など月の前半に設定されているケースが多くなります。

自分の給料日の直後などに設定することはできませんので、残高不足にならないように毎月の返済額を必ず口座に残しておきましょう。